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環境にやさしい塗料(SUMIX)

エコーに作業性まで楽しもう!
水性現場調色システム「スミックス(SUMIX)
 
国内の自動車補修用塗料市場は有性塗料を中心に発展してきた。しかし昨今変わってきている。「エコー時代」の開幕により政府の揮発性有機化合物(VOCs)の規制が大幅に強化され、これに伴い水性塗料が市場占有率をどんどん高めている。この中心にはエコーと作業性を同時に兼ね備えた水性現場調色システムの「スミックス(SUMIX)」がある。
 
国内の水性塗料市場を開拓する。
自動車補修用塗料は外部衝撃などにより損傷した部位に対して板金修理施工をした後、その上に塗装する塗料である。車の従来の色と同じ色を具現し修理の跡を完全に消すことが自動車補修用塗料の最終目標である。今までは作業性や保存性の高い有性塗料を好む傾向が強かったが、最近は環境規制の強化により自然と人体に有害する有機溶剤を最小化した水性塗料が注目を集めている。
KCCはこのような変化を前々から見越し、1998年から水性塗料を続けて開発してきた。有性塗料が主であった当時は型破りの投資であった。以降着実に改善・補完を続けてきたKCCの水性塗料は2008年「スミックス(SUMIX)」ブランドをリリースし、これを機に一層成長することとなる。2020年から有性塗料を規制する方針により有性塗料に拘っていた市場の視線が水性塗料へと移りKCCの水性塗料はさらに脚光を浴びている。
水性塗料は有性塗料に比べて色々不便な点を持っていた。有性塗料の保存期間が1年内外である反面、水性塗料は3~6ヶ月に過ぎなかった。有性塗料より揮発性が弱く乾燥時間が長くかかるというデメリットもあった。安城工場のRefinish塗料技術チームはこのような問題点を解決するため研究開発に取り組み2015年頃有性塗料に次ぐ保存性と作業性を確保することができた。
KCCはこの時点で再び破格の行動をする。2015年下半期から2016年1月まで市中に出ていた改善前の全製品を回収し新しく作った水性塗料をリリースした。顧客に対して一層優れた製品を提供するという決意が引き立つ。以降スミックスは韓国を代表する自動車補修用水性塗料として今までもその座を守っている。
 
*水溶性ラップディスペンサーを用いて自動で調色剤を改良している。
*作成した色試験片により色マッチングを確認している。
 
 
国内を越え世界と競争するスミックス
自動車補修用塗料は調色の方法により工場で調色を完了して出庫するRM(Ready Mixed)方式と業者と現場にて直接調色するMM(Mix & Match)方式に分けられる。世界市場ではMM方式が主となっているが、韓国は今もなおRM方式を好んでいる業者が多い。調色専門性を持つ塗装業者が少ないためである。しかしスミックスは今までMM方式を守り抜いてきた。海外進出を念頭に置いた選択であり同時にそれほど現場の調色システムをしっかりと備えてあることを傍証することである。スミックス現場調色システムにはKCCの自動調色システムの「カラーナビ(Color-Navi)」が搭載されている。自動で求める色の調色法を案内するコンピューター自動調色システム(Computer Color Matching System)の一種で測色計により色彩値を測定するとカラーナビがこれを分析し自動で塗料を調色する。 MM方式のスミックスが成功的に市場に安着できた秘訣である。
スミックスの競争相手は海外グローバル塗料企業である。国内の競合他社が有性塗料に集中していたため水性塗料市場での国内の競合がないわけである。20年以上水性塗料を開発してきたため競争力は十分である。海外の有名水性塗料に劣らぬ性能を発揮しながら価格は30%程度低価である。また韓国自動車市場の7割を占める国内完成自動車企業の色のデータを十分確保しているため自動車に対する色マッチング性において正確で広範囲の競争力を備えている。
国内の競合他社の水性塗料はKCCの技術に達することはできない。そのためその間隔を減らすため使用者に馴染みのあるRM方式の水性塗料をリリースすると予想される。KCCはそれに備えてRM方式のスミックスをリリースする方案も積極的に考慮している。世界レベルの水性塗料技術を確保しただけスミックスは韓国の水性塗料市場を越え世界に進出する準備もしている。国内外を行き来するスミックスの飛翔を期待しても良さそうである。
 
 Summary 「スミックス(SUMIX)
 
長点
政府の揮発性有機化合物(VOCs)規制により有性塗料を水性塗料に切り替えようとする動きが活発である。スミックスは22年間の技術力で完成させたKCCの自動車補修用水性塗料として環境に優しく、また水性塗料の弱点で指摘されていた保存性や作業性を画期的に高めた。

トレンド
環境規制の強化が全世界的な懸案として浮かび上がり自動車補修用塗料市場にも変化の風が吹いている。有性塗料が衰退の途中にある一方有機溶剤を最小化した水性塗料が脚光を浴びている。これと共にグローバル塗料企業が使用する調色法であるMM(Mix & Match)方式が自動車補修用塗料市場のトレンドとして位置付けている。これを兼ね備えたためスミックスは世界市場のドアをノックする準備に拍車をかけている。

 
 
2019年09月23日 19:05
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